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​大学入試の二次試験での英語はどう変わるか

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日本の大学入試制度での各大学の二次試験での英語の教科は、基本的に従来と変わっていない。 「大学共通テスト」での英語力とこの各大学が行う二次試験の二つの結果によって合格・合格が決まる。 だから、「大学の本試験 (二次試験)」の英語について説明することにする。

二次試験の中では、下線部質問 ・ 穴埋め式質問がその典型的な問題となっていた。 例えば 

「下線部の意味を書きなさい・選びなさい」 「空欄 ( A ) に適切な英語の言葉を選んで書きなさい」 「下線部(B)は筆者のどんな気持ちを表現しているか、30words以内で書きなさい」 のような問題。 

 これが、消えてしまった。 つまり、文章の中のことばやフレーズや文の意味を問う問題はなくなったということ。 それに代わって採用される問題は、先ず長文の問題文を読むことが求められる。 決して、短い文ではない。 その長文の中から、上述の通り、下線部や ( )付きの空白部などが消えてしまい、それらに代わって、長文読解の問題では次のような設問が要求される。 

― Argue your opinion for the suggestion of …… that the author suggested.

 

また、本試験で、Speaking 話す力を陳述する場合は、次のような問題が口頭で出される。 

― Some students dictated, "Parents are special teachers." Do you agree or disagree with it?

 

この設問にあなたは口頭で応えることになる。 その時、要求されるあなたの英語力の評価は、

先ず咄嗟(とっさ)に反応するreaction反応力、そして、口頭で言われたことの内容を「言い換えparaphrasing」 る、あなたの英語・表現力で決まる。 

“Well, to me, my parents are my teachers especially, in my childhood. They indicated why I should take care of wild birds ……”

このように、大学の本試験 (二次試験)は、従来の通り、Academic Reading とAcademic Writing (Essay Writing) そして Academic Speakingとが要求されることとなるが、特に、注意したいのは、正確に、しっかりと自分の考えを陳述することが、以前にもまして要求されということ。 なかでも「言い換えparaphrasingをする力」を鍛えることが肝要だと言える。 単に言い換えるだけではなく、その言い換える内容が教養や父器にあるれた内容でなければならないことを意識しよう。

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フレンドシップは、従来から、前の「大学受験型」の「下線部質問 ・ (  ) 穴埋め」式問題に加えて、「共通語 Common Language」としての英語を想定して万国共通型の意見陳述型の問題の練習をしてきたので、フレンドシップの生徒達の中に、この共通試験・二次試験への改革に慌てている人はいない。皆、「そうか、やっぱり来たか」「これで自分英語力が十分発揮できる」と前向きに考えている。

どうも、慌てているのは、文科省のあの無い物ねだりの指示、「高校での英語の授業はClassではWorking language として英語を使用すること」によって翻弄されている高校の英語の日本人先生達のようだ。

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