​カップ麺と生卵のハナシ

ある日、ニュージーランドでホームステイ中のTさんは、お腹が空いたので夕食の前にカップめんを食べることにした。日本では誰も奇妙には思わないのだが、Tさんは「なま卵」を「カップめん」の上に落として、そしてその上に熱湯を注いだ。 

 

この光景を目撃したホストマザーが「it's spooky(気持ち悪い)!」「You are crazy!」と叫び、口をへの字に曲げ、目を丸くした。 Tさんにとって、この状況は寝耳に水であり、何でそんな態度と取られるのか全くわからなかった。その日、Tさんがフレンドシップに連絡して来た。「これはどういうことなのでしょうか?」彼女にはまるで分っていないようだ。そもそも生の卵を食べるということは、ニュージーランドに住んでいる人に限らず他の欧米諸国でもほとんど考えられない食べ方だということが。

 

その後、ホストファミリーにフレンドシップから連絡し、「生卵を食べるのは日本では当たり前の習慣です」と説明し、ホストマザーに理解してもらった。

 

失敗は成功のもと、雨降って地固まるという言葉があるが、Tさんにとってこれはカルチャーショックそのものであった。よく相手に自分のこと、特に日本の文や習慣を理解してもらうことがいかに大切であるかを身に染みたようだ。これ以来、彼女はすっかりホストファミリーの輪に入り込んで、楽しく学生生活を送っている。

失敗は成功のもと、雨降って地固まる、の例でした。

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