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褒められても喜ぶな!

  • 執筆者の写真: FSI
    FSI
  • 5月25日
  • 読了時間: 1分

これはアメリカに留学しているある高校生の話。


ある日、彼はネイティブの先生に「I driven four hours this morning.」と言った。ネイティブならすぐに気づく間違いだ。完了形に必要な助動詞「have」が抜けているし、時の長さを表す前置詞「for」も使っていない。正しくは「I have driven for four hours this morning.」だ。


ところが、そのネイティブの先生は何と答えたかというと、


「Your English is very good!」


と言ってしまったのだ。


先生の心理はこうだ。「この日本人学生は日本からアメリカへ来て、全く違う生活や文化の中で英語を使い頑張っている。多少の間違いがあっても気にしないでいい。伝わればそれで十分だ」と考えたのだ。


でも、この対応が落とし穴だった。正しい英語に直してもらえなければ、いつまでも間違いに気づけず、本当の意味で英語力が伸びない。先生の「優しさ」が、かえって彼の成長の邪魔をしてしまったのだ。


だからこそ、留学や英語学習で大事なのは「間違いを恐れず、正しい指摘を受け入れること」だと思う。ネイティブに褒められたからといって安心せず、細かい部分もしっかり直していく姿勢が、上達への近道になる。


そう、たとえ先生が「Your English is good!」と言っても、本当の成長は「No, you should say〜」と教えてくれる先生と出会うことから始まる。



 
 
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