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アメリカ留学デビューの勧め

今、アメリカ留学が旬(しゅん)だ。それも、Community College 経由の大学留学プログラムを勧めたい。Community Collegeは、州政府が運用している。こう言うと何をたわけたことを言っているのか、と批判される。従って、このCommunity College留学を最初の窓口とするアメリカ留学をあなたに勧める理由を下記に述べるしかない。

 

米ドルと円の為替レートの極端な円安傾向、そしてアメリカ経済の好況が支えるインフレによる狂乱物価高、この状況で「アメリカ留学」を考え直すという人が相談に来た。そこで、実際の現状を見て確かめるため、今年3月、現地アメリカ訪問を行った。一通り見聞し、物価高、賃金格差などを実感した。そして、予定の大学の訪問・見学を終え、雑談の中で担当教授に訊いてみた。

 

「それでも、アメリカでは賃金が、物価にスライドして値上がりしているので、人々はこの状況に満足して生活しているのでは?」それに対して、反論あり!

「物価高でも賃金が上昇しているから問題ないという人もいる。しかし、実際には人員が減らされているのです。この「人減らし」は「サービス低下」につながる。これが現状だ」とのこと。

いくら賃金が上がっても、人が減らされたのではたまったものではない。私は、今回泊まったホテルでの様々なサービスの低下の現状を見たし、ホテルだけではなくあらゆるところでサービスが低下したと感じたのが事実。だから、私にはこの教授の説明は納得がいった。どの分野でも、サービス低下は目に余るものだったからだ。

 

日本の現状は、為替レートの極端な円安、高騰する物価、改革意識の収縮、生活苦、などなど負の要素だけが膨らむこの時代。だからこそ真の改革、変革が必要で、この改革変革をもたらすのは、若い世代なはず。若者よ、50年前の社会をひもとけ。様々な批判はあるが、でも、何ものをも恐れない、あの時代だからこそできた変革・改革、そして意気込みがあった。その変革の波は、その改革への足音は、どこから始まったか、そう、アメリカから始まった。日本には期待を持てなかった。


今、為替レートの違い・狂乱物価高で、再び慌てふためく状況にこそ、それらをものともせず、様々な思いを抱いて、アメリカに留学した人がいたではないか。 村上春樹、野口英世、岡本太郎、中曾根……などなど。そして今、同じ時代背景の中、だから、アメリカ留学しかないではないか。カナダ留学、オーストラリア留学では代替できない。変革や改革のエネルギーを放出できるのは、この半世紀前の歴史が教えてくれる。アメリカ留学だ!今、アメリカの主要都市、主要私立大学で起きている学生たちの活動を見れば一目瞭然ではないか。表面的にはパレスチナ問題、空爆などアメリカ政府が肩入れしている国の政治活動がやり玉に挙がっているが、その背景には、学生たちの鬱積したエネルギーを感じる。半世紀前と同じく。だから、今現在アメリカ留学しかない!

 

さて、フレンドシップのおすすめは英語のESLコースから始める卒業留学。ESLコースは、どの大学も乙波しているが、英語を母国語としない学生の為の英語コース。日本人とは違って、自分の意見や想いを伝えることに慣れている留学生を対象としている。そのため、Speaking とWritingが苦手の日本人にはなかなか手ごわい。つまり、日本人は意見表明型-対話型の授業に慣れていないので、Speaking とWritingに日にちがかかる。その代り、文法は間違いなくできるので、あとは対話型授業への「場慣れ」が必要だ。そして、その英語コースの単位と同時に履修するのが、近い将来すすむ専門分野に編入学するのに必要な4年制大学が必要とするコースの単位となる。大体、このようにして、約2年間で4年制大学への編入学の必要条件を満たすことになる。


最近、人気なのは、時代を背景として、アメリカでもそうだが、看護や医学関連の学位取得と国家資格試験合格に進む学位の留学だ。それには理系科目の単位がまず必要で、そのCommunity Collegeの学位入学に指定されている必要なprerequisites入学許可の前提条件の単位を取得する必要がある。Chemistry化学、Mathematics数学―College levelがどの大学でも要求されるが、その大学によっては、この2科目に関し実力試験があり、この試験に合格する必要がある。又、そのほかにBiology生物、Physiology 生理学、Physics 物理学、そして、看護や医学の分野で困らないEnglish for Communication口頭英語が必須となっている。無事合格すると、Community Collegeでの4年制大学へ編入学するためのコースに配属。まずこの分野の単位取得のための対話型授業でみっちり絞られることになる。但し、ここまでくると、単位を落とすわけにはい行かないので、皆、必死で授業に食らいつくことになる。


では一体、どのコースの授業をどのくらい履修するのか、それについて助言してくれるのがカウンセラー。カウンセラーは、海外の国の出身者が多いので、良く日本人の面倒を見てくれる。注意したいのは、肝心の科目履修計画だ。必要な科目、必要な単位数を取得するように科目履修計画を立てる必要がある。確かに、カウンセラーは信用が置けるが、でも最終的に4年制大学へ編入学できるかどうかは、取得した科目と単位数によるので、その計算はカウンセラーまかせにするのではなく、自分で納得のいくように話し合いそして自分で最終確認することが肝要だ。その時になって、単位が足りない、GPAが足りない、などとならないように。GPAとはGrade Points Average… 評価点1-4の範囲。どの科目も3以上取得したい。そうすれば、自分の望む4年制大学へ編入学できるはず。そして、その4年制大学で、今度は本格的に学士としての専門分野での勉学に励むことになる。是非、目標の学位に挑戦し、その学位を取得して欲しい。

 

高校留学の場合、どのアメリカの高校も、海外からの留学生を歓迎している。公立高校の場合、その高校にもよるが、F-1Visaで、一年という条件で経験できる。又、その公立高校にもよるが、1年で、単位が足りていれば、卒業証書を発行する高校もある。通常、卒業まで考えている場合、高校は私立高校を考えるべき。教育カリキュラムは、最近、増えているのがIBに基ずくカリキュラムでで進行し卒業証書Graduation Diplomaを発行するのが当たり前となっている。私立高校で、海外からの生徒を受け入れている高校は、生活する環境も用意している。すなわち、寮(寄宿舎)で生活しながら登校することになる。男女共学、男子校、女子校など、日本と同様に放課後は部活や課外活動に興じる。


最近、米ドルと円との為替レートの変動や物価高によって、留学生を受け入れる条件が変化してきたが、アメリカで卒業を目的に留学したい生徒は、一度フレンドシップに相談して欲しい。

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